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忘却の彼方。

そこは"大人"が座る席だから君にはまだ座る資格がない。

永遠の0 を観た。

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永遠の0 を観た。

久々に映画の感想をまともに書く。

てか元々このブログ映画の感想を書くブログだったんだが。

日常のどーでもいいことを書いて終わっているw


昨日の府中TOHOは戦国BASARAのナントカがあったらしく

尋常じゃない女子の数でござんしたw

そんな中、見てきたわ、うちの岡田はんが撮りながら若干病んだとかいう永遠の0。



「宮部、お前は凄いやつだったよ。」




今、この現代でよくよく考えたら、

肉大好き、体はでかい、細かいこときにしないで

実におおらかでご機嫌なアメリカ人に

魚と米とみそ汁で育って、

ちくちくと細かい井の中蛙的な島国民族の日本人が、

竹槍訓練と防空壕で闘ってたんだから

そら負けるわと2秒も考えればわかるのだけど。


あんな異常な状況下で(戦争末期)


「妻と子供のために生きて帰りたい」


と言い切る宮部の強さ。


あの状況下で今の日本人ならこういうよ、


おまえ、KYだろ。


原作は既に読了。


特攻隊に関しては、

「零のかなたへ」で結構知ってたつもりだったが、

私は全然わかってなかったな。


この劇中で最大の疑問は、

「あんなに生きたいと思っていた宮部が何故特攻を志願したのか。」


当時誰もが冷静に考えられたのなら、

自ら爆弾と一緒に突っ込んで相手の空母を攻撃しなければならないなんて

(劇中にも出てくるが)

既に勝つ見込みなどない絶望的状況下であって

十死に零生の、んなもん作戦でもなんでもなく、

ただの無駄死なわけだ。


でも宮部の心はもう完全に壊れていて

自分より若い教え子たちを

(宮部だってまだ26歳でっせ)

これ以上犠牲にして生きようと思うことなど不可能だった。


その無念さと、最後に機体を交換して家族を大石に任せた宮部の想いを考えると

嗚咽して泣いてしまった。

それでもなんで宮部が「生きる」選択ができなかったのか、なんて愚問すぎた。

結局誰よりも優しかったから、

自分の心が発狂してもなお、

自分を助けてくれた大石に自分の想いを託すしか方法がなかった。

景浦みたいに(彼も変わってたけどw)

客観的にもっと未来を見られていたなら

たぶん宮部は生き残ってた。


それにしても

うちの岡田氏の演技がよかったわーーーー。

戦争が進むにつれ、

心が壊れていく宮部を演じきってた。

新井浩文と染谷将太って、

あたしが見るドラマでいつも珍獣っていうか

変わった役とか狂った役が多いから

こんなにまともっていうか

普通の人間できるんだーーー!

みたいなw


で大御所軍団が想像以上にすごくて

橋爪功の病院でのシーンと

田中 泯の自宅でのシーンは

もう泣かずにいられなかった。

ボロッボロ泣いてしまった。



どうして、なんでもっと早く戦争を終わらせなかったのか、

てか

なんで戦争なんて始めちゃったのよ馬鹿野郎!

って心底思った。


劇中にも出てきた。



あと10年したら

もう当時を知る人は誰もいなくなる。


子供の時、ほたるの墓やらうしろの正面だあれやら

小学校で強制学習させられ、

トラウマになった心、

今では感謝している。

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桜吹雪
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1982/11/30
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