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忘却の彼方。

そこは"大人"が座る席だから君にはまだ座る資格がない。

図書館戦争 を観た。

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図書館戦争 を観た。

Re:That kinda song-ななちゃん。



「本を焼く国はいずれ人を焼く」



なにぶん先日の岡田祭のおかげでぶんぶん岡田贔屓の私ですよ。

観てきました、図書館戦争。


ちなみに原作図書館戦争は図書館革命までとほい昔に読了済。

記憶が定かでないので(笑)

現在再度読み返してますww


いつぞや

ダヴィンチの投票でぶっちぎり1位

郁が榮倉奈々、堂上が岡田になったことは知っていた。


だが、

私の中では

郁は長澤まさみ(2位だった)であり、

玄田は高田延彦か小川直也であり、

小牧は谷原章介(歳食い過ぎだけど)あたりを想像していた。


(前にも言ったけどあたしは読書するとき、必ず自分でキャストを想像して読む)


しかし、

それを取っ払っても実に原作に忠実な、

そして敬意を感じる実写化だった。



榮倉奈々の演技力が観るまでとかく疑いのまなざしだったのだが、

あの初々しい、

でもまっすぐで優しい郁にドンピシャだったのは言うまでもない。

そしてなにより


ぶっちぎりでかわいい!!!!!


ぶっちぎりで脚長い!!!


ぶっちぎりで毛穴ない!!!www


うちの(あえて言う)岡田准一は、

そらもう総理大臣守るくらいの師範ですからw

アクション文句なしだったんだけど、

私は彼の実に繊細は表情にいつもやられるのです。


堂上ってそもそも

5年前、郁を助けたことで郁の人生をこちらサイドに振ってしまった罪悪感や

あのときの判断はなにひとつ後悔してはいないものの

その行為がひとの人生を変えてしまったことで

自分の中の大事な気持ちを必死に抑えている人物なので

郁に対してだったり

小牧や同じ図書館隊に対する気持ちを非常に繊細に演じ分ける必要があるのだけど、

それが実に見事というか、

ああ岡田すげぇなって素直に思える表情だった。


ちなみに全然マークしていなかった小牧役の田中圭、



SUGEEEEE!!!よかった!!!!


超個人的に田中圭の役者としてのポジショニングを掴めずにいたけど、

あんたやるやん、みたいな感じあり。

(相棒スピンオフから田中圭株急上昇)

個人的にどちらかというと堂上よりも小牧派なんでね

(正論を相手に正確に語れる人って草々いないでしょ。)

その贔屓もあるけれど。



さて、内容ですけど

図書館戦争そのものがライトノベルに近いので

実写するにあたっていくぶんハードル下がると思うけど。


私はこの映画のテーマって


「検閲の禁止」の絶対性

「未来の子供たちに何を残すのか」


だと思う。



言論の自由を奪うことが

どんな未来を生むのか、

果たして日本でどのくらいの人間がわかっているのか。


三権分立もろくに学ばせない世の中っていかがなのよってすげー思うわけ。



この話が、

実はそんなにフィクションでもないじゃん!って気づくのは

この映画を見ている観客の中で何割なのかね?って。



いかついおっさんに絵本を取り上げられて泣いている子供に

仕方なしと諦めて眺める大人でいるのか、


図書館隊の手帳をかざしてその子に絵本を渡せる大人になれるのかは、


今のわたしたちに課された課題のような気もするのよ。



憲法改正が叫ばれている今、

未来の子供たちに何を残せるのか、


それを問われているみたいだった。


劇中の原号は「正化31年」だが

実は「正化」は「平成」と共に候補にあがったんだよね。


検閲されている近くて遠い国をいくつも知りながら

実感できずにいる私を含めた大人に1800円で見せられるフィクションは

いい社会派作品だと思うわ。




そうだそうだ、

柴崎役の栗山千明はドンピシャすぎてムネアツでした。


前評判通りの映画でしたよ。

続編やると思うね。

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桜吹雪
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1982/11/30
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映画、ゲーム、旅行、西島秀俊と岡田准一
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